sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "BLACK METALLIC GOLD"

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1985年に製作されていた幻のAJ1をOGディティールのAJ1で再現した特別な復刻モデル。

 

ブラックのパテントレザーにメタリックゴールドを組み合わせたラグジュアリー感満載のAJ1は、2020年に”OG"ディティールで復刻されたプロダクト。同様のカラーブロックを採用したAJ1と言えばジュエルスウィッシュを採用したミッドカット版も有名だが、スニーカーに詳しい上級者であればハイカット版での復刻を待ち望んでいたに違いない。ブラックパテントとメタリックゴールドを組み合わせたAJ1は、1985年ににも存在していた。当時はAJ1にミッドカットが存在していないため、そのAJ1もハイカットディティールを採用している。ファンからは”黒金”と呼ばれ、ミッドソールがブラックのバージョンとホワイトのバージョンの2タイプが確認されていたがいずれも一般発売される事はなく、恐らくワンオフ、もしくは数即しか製作されていないサンプル版と考えるのが妥当だ存在だ。オリジナルの黒金は国内のストリート誌でも紹介され、当時のスニーカーファンに強い衝撃を与えたのも懐かしい。この黒金のAJ1を語る際には、当時のスニーカーシーンの闇を象徴するエピソードにも触れなければならないだろう。オリジナルの黒金はマーケットに流出する可能性は、限りなくゼロに近い存在だったが、2000年前後に発売されたストリート誌の広告には2万円に届かない金額で黒金のAJ1が掲載されていた。さらに当時のJR原宿駅前に存在した露店が集まる”テント村”には、通りから見えない位置で黒金が発売されていたのである。言うまでも無くこれらは復刻版ではなくフェイク(偽物)品でテント村で黒金を売っていた外国人に話を聴くと、笑いながら「結構売れてるよ」と話していたのを覚えている。もちろん当時のスニーカーファンも雑誌広告や露店で売られる黒金がフェイクだと認識しており、実際に購入した人は少なかっただろう。そうしたバックストーリーも含め、2020年に復刻した”BLACK METALLIC GOLD”はファンにとっては特別な一足なのだ。