sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "WINGS"

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シュータンの裏にシリアルナンバーが記載されるジョーダンブランドの社会貢献プログラムと連動したAJ1。

 

アッパーに採用されるレザーにアンティーク調の加工を施したAJ1"WINGS"は、ジョーダンブランドの社会貢献プログラム”ウィングス”と連動したプロダクトだ。ニューヨークとロサンゼルスに次ぐ全米第3位の人口が集まる都市であるシカゴに暮らす若者を、スポーツを通して支援する活動うぃ支える基金が”ウィングス”プログラムであり、このAJ1ha2016年のAJ12に次ぐ2代目の”WINGS"モデルにあたる。アッパーはゴールドカラーをベースにブラックをオーバーレイして、パーツのエッジを際立たせるような陰影を演出した手の込んだペイントが施されている。さらにクリア素材のアウトソールからは”WINGS"のロゴが透けて見え、その背景にはフェザーパターンがデザインされているのも見逃せない。シュータンやメタル製のヒールタブに刻印されるMJのシルエットは”WINGS"と呼ばれる1989年のポスターをサンプリングしたものでこの特別なプロダクトを象徴するシンボルなのだ。このAJ1”WINGS"装着される足首部分の補強パーツ”アンクルスタビライザー・ストラップ”は全体がシューズに縫い付けられていないのが特徴で、このモデル以降に発売された”OG"にも同様のディティールが度々採用されている。さらに工場出荷状態に装着されているレザー製のシューレースも、”OG"と呼ばれるAJ1としてはレアケースだ。あらゆるディティールで特別感を演出した”WINGS"の存在は世界中のスニーカーヘッズを驚かせたが、当初は生産数が700足程度と予想されており、多くのファンを絶望させている。実際には1万9400足がリリースされ、シュータンの裏にはリリースナンバーを記したタグが縫い付けられている。1985年当時のディティールとは一線を画す仕上がりがネガティブに捉えられているのか、リセールマーケットでは比較的手頃な相場で安定しているものの、シリアルナンバー入りの希少性もあり大穴の一足に推したくなる一足だ。