sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "FLAGMENT"

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2014年に世界中のスニーカーヘッズを熱狂させた ヒロシ氏提案のありそうで無かったカラーウェイ。


発売に先駆けてFragment Designを主宰する藤原ヒロシがプレゼンテーションを実施し世界中のスニーカーヘッズの注目を集めたAJ1“FRAGMENT" は、2014年に最も世間を賑わせたスニーカーだ。2013年に登場した“OG”をデザインベースに、オリジナルカラーの“BLACK TOE” の赤いパーツをロイヤルブルーに変更。プレゼンテーションで「“BLACK TOE”と呼ばれる珍しいジョーダンがあって、それの青バージョンがあったらいいんじゃないかと提案した」と語られた通りの仕上がりで発売された。そのヒールパーツにはFraon Pacionのシンボルである "THUNDER LOGO"が刻印されている。Fragment Designが提案するコラボレーションモデルで “THUNDER LOGO' が使われる事自体は珍しくないが、この品が発売された2014年当時はAJ1のディテールにアレンジを加えるアプローチはタブー視されていた空気があり、小さなロゴひとつが実に新鮮だったのだ。AJ1 "FRAGMENT" は藤原ヒロシ氏がディレクションを手掛けたコンセプトショップ「the POOL aoyama (2016年4月に閉店)」をはじめ、世界の主要なスニーカーブティックで販売。 ほぼ全ての発売国で激しい争奪戦となり、リセールマーケッ トの相場を押し上げた。その後AJ1がHYPE (高値で転売可能)なスニーカーの代表格となり、“投機対象”として購入する層が増えるとリセールマーケットの相場は更に上昇する。特に2019年以降は売買が成立すれば高値を更新するような状況が続いており、良サイズで未使用のデッドストック品であれば最低でも50万円の購入予算が必要になるだろう。ありそうで無かったカラーを再現した名作コラボモデルでありながら、 こうした“相場”の話題が先行してしまう現実を残念に思うファンは少なくない。だが“FRAGMENT"がAJ1のHYPE化を加速させたのも疑いようのない事実である。このスペシャルなスニーカーの存在感は、今後も失われる事は無さそうだ。