sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "GOTTA SHINE"

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名作”SHATTERD BACKBOARD"を連想させるカラーブロックを採用し、トゥキャップとヒール側の補強パーツを光の角度によって深いグリーンからパープルへと色を変える特殊なペイントで染めたAJ1は、NKEから”GOTTA SHINE”のニックネームが与えられたプロダクトだ。ニューオリーンズ・ペリカンズの本拠地である”スムージー・キング・センター”で開催された2017年のNBAオールスターゲームを記念して誕生した1足で、プロダクトネームに使用されている”AS”もオールスターゲームを意味するもの。”GOTTA SHINE”には「輝かなければならない」という意味があり、特別な舞台に参加するプレイヤーを鼓舞する意味が込められたニックネームなのである。発売時にはここで紹介するAJ1に加え、AJ6とAJXXX1の”GOTTA SHINE”もラインナップしていたが、AJ1”OG”に初めてラインナップしたオールスターゲームモデルであり、スニーカーヘッズからの人気もAJ1に集中していた。この”GOTTA SHINE”のカラーブロックは、ニューオリーンズ・ペリカンズよりもシャーロット・ホーネッツを連想させる。その理由は次の通り。2017年のオールスターゲームは本来ノースカロライナ州のシャーロットで開催されるはずだったが、2016年3月にノースカロライナ州LGBT差別法(HB2法)が可決すると、NBAは「活動する全ての街、州、国で法律を選べないことを認識しているが、HB2が作り上げた反LGBT的な風潮の中で、オールスターゲームをシャーロットで開催し成功させることは出来ない」と表明。開催地がニューオリーンズへ変更されてしまったのだ。その発表がオールスターゲーム開催まで時間がないタイミングだったため、NIKEもデザインを変更できずシャーロット・ホーネッツのチームカラーのまま発売された経緯がある。このAJ1をNIKEが”ALL STAR”と呼ばず”GOTTA SHINE”と呼んでいるのもHB2法に抗議するスタンスの表れかもしれない。

Air Jordan 1 "TOP3"

f:id:sneakerfreak9999:20220222200314j:plain三色のオリジナルカラーを一足のAJ1に詰め込んで新しい魅力を生み出したマッシュアップモデル。

 

1985年に発売された複数のオリジナルカラーを1足に落とし込んだ”マッシュアップ”は、復刻AJ1のデザインアプローチとしては定番だ。オリジナルの良さを継承しつつ、新たな魅力を引き出したマッシュアップモデルの中でも評価が高いのが、2016年に発売された”TOP3”と呼ばれるカラーウェイだろう。そのニックネームが示す通り、MJが着用した”CHICAGO”と”BRED”に加え、”ROYAL”を組み合わせたプロダクトだ。”ROYAL”は発売当時こそ不人気カラーだったものの、現在のスニーカーシーンでは多くのスニーカーヘッズが憧れる存在であり、海外のスニーカー系ファンサイトを中心に、AJ1の人気カラーランキングで1位に推すケースも珍しくない。前記の通り”TOP3”のデザインベースは”CHICAGO”と”BRED””ROYAL”とアナウンスされているものの左足のアウトサイドは”CHICAGO”よりも”BLACK TOE”を連想させるカラーブロックでファン目線では”TOP4”と呼びたくなってくる。この”TOP3”には出荷時にシューズに通されているブラックのシューレースに加えホワイトやレッド、そしてロイヤルの”替え紐”が付属する。コーディネイトに合わせてシューレースを変更するだけでなく、左右に通すカラーを変えれば両足で異なるスニーカーを履く”バカ履き”が簡単に演出できるのも今ドキだ。また手持ちのAJ1のコレクション数が増えてくると、シューレースを交換する機会も増えてくるもの。しかしオリジナル感がありAJ1に通したときに馴染むシューレースを単体で購入するのは意外と難しいのが現実だ。複数の使える”替え紐”が付属することはAJ1を複数コレクションするファンにとってはじつにありがたいボーナスなのである。”TOP3”は2016年11月に正規販売されたにの続き翌12月にもSNKRS(当時はNIKE+SNKRS)で抽選が行われる変則的な販売方法だったが、いずれも販売足数は少なかったようで、争奪戦も非常に厳しかった。

Air Jordan 1 "DEFENING MOMENTS PACK"

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マイケル・ジョーダンの偉業を讃えるため2つのチームカラーを落とし込んだセット発売モデル。

 

2009年八月に発売された2足セットの”DEFENING MOMENTS PACK”は、MJが打ち立てた記録に敬意を表したプロダクト。国内ではシンプルに”DMP”のニックネームで知られている。デザインのルーツになった試合は、1986年4月20日に開催されたNBAレイオフ第2戦。MJ率いるシカゴ・ブルズと、NBAのレジェンドであるラリー・バードを擁するボストン・セルティックスが激突し、この試合でMJは63ポイントを達成してプレイオフ記録を塗り替えたのだ。”DMP”にセットされた2足のAJ1は、それぞれシカゴ・ブルズボストン・セルティックスのチームカラーを落とし込んだもので、シュータン裏には「APRIL 20,1983-63POINTS」と刺繍されたタグが縫い付けられている。また2足セットのの状態に”371381‐991”のスタイルコードが用いられるのに加え、セルティックスに”332550‐101”、BREDに”332550‐061”と個別のスタイルコードを設定しているのも特徴的だ。2009年にデザインされた復刻版AJ1らしく、”DMP”のシュータンやヒールパーツにはジャンプマンマークが刺繍されている。オリジナルディティールを尊重する傾向が強いAJ1ファンからの人気はイマイチではあるものの、近年ではヒールにジャンプマンマークを縫い付けたハイカットモデルの新作は発売されておらず、時代を象徴するディティール再評価される日が来るかもしれない。またアッパーに使用されるレザーパーツの一部は、断面を内側に巻き込むように加工したプレミアム仕様になっている。この辺りもコアなAJ1ファンからすると、オリジナルとは異なる”蛇足”と評価されがちだ。”DMP”のセルティックスは、オリジナルの”BLACK TOE”をアレンジしたカラーブロックが逸脱した1足である事は間違いない。現代の復刻モデルで多彩なバリエーションが展開されている”BLACK TOE”ファミリー”のルーツでもあり、もう少し高く評価されてもいいだろう。

Air Jordan 1 "COUNT DOWN PACK"

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AJ23の発売を前にカウントダウン方式で登場した2足セットの特別なコレクション。

 

シカゴ・ブルズ時代の殆どで背番号23を使用したMJだけに、2008年に発売される23代目のAIR JORDANはスニーカー史にとっても特別な存在であり、そのお披露目に向けて特別な演出が行われた。中でもスニーカーファンを刺激したのが”COUNT DOWN PACK”AJ6とAJ17、AJ5とAJ18のようにプロダクトなんばーの合計が23になる11種類のペアをセットでBOXに納め、AJ23の発売前にカウントダウン形式でリリースしたコレクションだ。そしてAJ22とペアを組み、”COUNT DOWN PACK”にラインナップしたのがここで紹介するブラックとホワイトのAJ1である。1985年当時のオリジナルカラーを継承するカラーパネルであり、タキシードを連想させるコーディネイトはAJ23の誕生を祝うコレクションに相応しい。ただ”COUNT DOWN PACK”が発売された2008年は国内のスニーカーブームがひと段落しているタイミングで、現在のような激しい争奪戦には至らなかったようだ。専用ボックスに{最高の年を祝うべく我々はエアジョーダンフランチャイズを讃えた記念すべき”COUNT DOWN 23 PACK”を発売します」というMJからのメッセージが印刷される程、NIKEとしても力の入ったコレクションではあるものの、この時代にデザインされた復刻AJ1の宿命で、シュータンタグとヒールパーツにはジャンプマンマークが刺繍されている。特にヒールの刺繍は黒字に白と非常に目立つ仕上がりで、オリジナルディティールにこだわるファンの多くは残念に感じた事だろう。さらにウィングマンマークが1994年の復刻モデルと同じ50㎜幅でデザインされているのも、ネガティブな評価に繋がったと推測できる。1985年当時のオリジナルカラーを継承するカラーブロックだけに”オリジナルの違い”が際立ってしまうのは致し方ないと言ったところだろうか。この1足が2014年に復刻された”OG”と同じディティールであったならば、”COUNT DOWN PACK”の争奪戦も過熱しただろう。



GATORADE”RUSH VIOLET”

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世界的なシェアを誇るスポーツドリンクとコラボしたシューズ全体をビタミンカラーに染めたAJ1。

 

アッパーからソールまでビタミンカラーのワントーンに染まったAJ1。オリジナルのディティールを継承する”OG”フォーマットの復刻モデルではあるものの、そのルックスからはMJの歴史からは程遠いカラーバリエーションという印象を受けるかもしれない。ただ1990年代前半のアメリカンスポーツカルチャーに詳しいファンであれば、この鮮やかなAJ1がMJの歴史と密接な関係にある事実をご存じのはずだ。MJが初のNBAチャンピオンリングを手に入れた1991年、米国のテレビでは『BE LIKE MIKE』(マイケルジョーダンのようになろう)』というキャッチフレーズのコマーシャルが流れていた。それは世界的なシャアを誇るスポーツドリンクブランドの”GATORADE”は1991年当時の盛り上がりを今に伝える特別なコラボレーションモデルなのである。印象的な4色のビタミンカラーもGATORADEの定番フレーバーをイメージしている。ここで紹介する”RUSH VIOLET”と呼ばれるカラーウェイは、GATORADEのグループ味をイメージしたもの。全体をバイオレットで統一しつつヒールサイドにインプットされたロゴマークのみオレンジを用いているのは実際のスポーツドリンクに貼られたラベルに準した演出だ。その鮮やかな色彩だけが話題になりがちなAJ1ではあるものの実物を手に取ると細部のディティールからもコダワリが感じられる。クリア素材のアウトソールからはGATORADEのロゴが透けて見えるギミックを採用。アッパーに使用さるシュリンクレザーの手触りもよく、レザー製シュータンタグの裏面には、1991年当時のスポーツ少年が憧れた『BE LIKE MIKE』のメッセージをプリントされている。さらに専用のデザインボックスにはオリジナルタオルが付属し、シューズと同じタイミングでアパレルも発売。NIKEとしても非常に力の入ったコラボレーション企画が展開されたのだ。

GATORADE”RUSH VIOLET”

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世界的なシェアを誇るスポーツドリンクとコラボしたシューズ全体をビタミンカラーに染めたAJ1。

 

アッパーからソールまでビタミンカラーのワントーンに染まったAJ1。オリジナルのディティールを継承する”OG”フォーマットの復刻モデルではあるものの、そのルックスからはMJの歴史からは程遠いカラーバリエーションという印象を受けるかもしれない。ただ1990年代前半のアメリカンスポーツカルチャーに詳しいファンであれば、この鮮やかなAJ1がMJの歴史と密接な関係にある事実をご存じのはずだ。MJが初のNBAチャンピオンリングを手に入れた1991年、米国のテレビでは『BE LIKE MIKE』(マイケルジョーダンのようになろう)』というキャッチフレーズのコマーシャルが流れていた。それは世界的なシャアを誇るスポーツドリンクブランドの”GATORADE”は1991年当時の盛り上がりを今に伝える特別なコラボレーションモデルなのである。印象的な4色のビタミンカラーもGATORADEの定番フレーバーをイメージしている。ここで紹介する”RUSH VIOLET”と呼ばれるカラーウェイは、GATORADEのグループ味をイメージしたもの。全体をバイオレットで統一しつつヒールサイドにインプットされたロゴマークのみオレンジを用いているのは実際のスポーツドリンクに貼られたラベルに準した演出だ。その鮮やかな色彩だけが話題になりがちなAJ1ではあるものの実物を手に取ると細部のディティールからもコダワリが感じられる。クリア素材のアウトソールからはGATORADEのロゴが透けて見えるギミックを採用。アッパーに使用さるシュリンクレザーの手触りもよく、レザー製シュータンタグの裏面には、1991年当時のスポーツ少年が憧れた『BE LIKE MIKE』のメッセージをプリントされている。さらに専用のデザインボックスにはオリジナルタオルが付属し、シューズと同じタイミングでアパレルも発売。NIKEとしても非常に力の入ったコラボレーション企画が展開されたのだ。