sneakerfreak9999’s diary

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Air Jordan 1 "DEFENING MOMENTS PACK"

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マイケル・ジョーダンの偉業を讃えるため2つのチームカラーを落とし込んだセット発売モデル。

 

2009年八月に発売された2足セットの”DEFENING MOMENTS PACK”は、MJが打ち立てた記録に敬意を表したプロダクト。国内ではシンプルに”DMP”のニックネームで知られている。デザインのルーツになった試合は、1986年4月20日に開催されたNBAレイオフ第2戦。MJ率いるシカゴ・ブルズと、NBAのレジェンドであるラリー・バードを擁するボストン・セルティックスが激突し、この試合でMJは63ポイントを達成してプレイオフ記録を塗り替えたのだ。”DMP”にセットされた2足のAJ1は、それぞれシカゴ・ブルズボストン・セルティックスのチームカラーを落とし込んだもので、シュータン裏には「APRIL 20,1983-63POINTS」と刺繍されたタグが縫い付けられている。また2足セットのの状態に”371381‐991”のスタイルコードが用いられるのに加え、セルティックスに”332550‐101”、BREDに”332550‐061”と個別のスタイルコードを設定しているのも特徴的だ。2009年にデザインされた復刻版AJ1らしく、”DMP”のシュータンやヒールパーツにはジャンプマンマークが刺繍されている。オリジナルディティールを尊重する傾向が強いAJ1ファンからの人気はイマイチではあるものの、近年ではヒールにジャンプマンマークを縫い付けたハイカットモデルの新作は発売されておらず、時代を象徴するディティール再評価される日が来るかもしれない。またアッパーに使用されるレザーパーツの一部は、断面を内側に巻き込むように加工したプレミアム仕様になっている。この辺りもコアなAJ1ファンからすると、オリジナルとは異なる”蛇足”と評価されがちだ。”DMP”のセルティックスは、オリジナルの”BLACK TOE”をアレンジしたカラーブロックが逸脱した1足である事は間違いない。現代の復刻モデルで多彩なバリエーションが展開されている”BLACK TOE”ファミリー”のルーツでもあり、もう少し高く評価されてもいいだろう。