sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "CELTICS"

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寄木細工を連想させる幾何学模様のパターンを表面の光沢の違いで再現した手の込んだバリエーション。

1946年のチーム創設以来1度も本拠地を移さず、全てのNBAチームの中で最も多くの優勝経験を持つボストン・セル ティックス。かつてボストンにアイルランド人が多く移民した歴史から"ケルト人の”という意味を持“セルティックス”と名付けられ、セントバトリックデーでもお馴染みのグリーン今もチームカラーに使用している。セルティックスは1980年代中期のイースタン・カンファレンスを支配していた強豪であり、 MJ率いるシカゴ・ブルズの壁として君臨していた。そうした背景もあり、ポイントカラーにグリーンを使用したAJ1の多くが "CELTICS"と呼ばれている。ここで紹介する2013年に発売されたAJ1も"CELTICS”と呼ばれるカラーウェイのひとつ。 アッパーに鮮やかなグリーンを取り入れるだけでなく、セル ティックスのホームアリーナを象徴するグラフィックをデザインに活かした、他のAJ1では見られない特徴的なディテールが与えられたカラーウェイである。そのディティールとはアッパーのグリーンパーツに光の加減で浮かび上がる幾何学模様だ。モザイク状の表面処理が再現するデザインは、木片を寄せ集めて作られた”パーケットフローリング”と呼ばれるフローリング特有の柄を意味している。セルティックスが設立された1946年から1995年まで本拠地とした”ボストンガーデン”は世界経済に大きなダメージを与えた大恐慌の時代に建てられたアリーナであり、建設費を削減する目的で廃材を利用したパーケットフローリングをフロアに採用していた。ただ、ルーツはコストを削減する目的であったとしてもNBAの強豪が長年使用すればチームを愛するファンの誇りとなり、ボストン・ガーデンのフロアを彩った幾何学模様は現在のホームである”TDガーデン”にも受け継がれている”パーケットフローリング”をイメージしたAJ1はMJを苦しめた強豪チームとファンに対して最大限のリスぺうとを示した1足なのだ。