sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "CHICAGO"(2001)

f:id:sneakerfreak9999:20220222193157j:plain

スニーカー上級者にも高く評価されているジャンプマンマーク入りのAJ1。

 

1985年当時のオリジナルディティールを尊重する傾向が強い多くのAJ1ファンは、シュータンタグやヒールパーツに刺繍されるジャンプマンマークを好まない。近年のミッドカットモデルでもヒールパーツからジャンプマンマークが消えつつある現象は、それが正解かどうかは別として『ジャンプマンマークがない方が売れるからだ』と説明されても普通に納得するハズだ。それでも数多くのバリエーションを展開するAJ1の中にはジャンプマンマークが刺繍されていても高く評価されるモデルも存在する。ここで紹介する2013年版の”CHICAGO”も、ファンからの人気が高いジャンプマーク入りAJ1のひとつ。張り感のあるレザー素材を伝統のシカゴカラーで染め上げ、その発色も実に素晴らしい。履き口のラインこそヒールに向かって低くなるようにデザインされているが、つま先周りの高さを低く抑え、1985年当時のバッシュを彷彿させるシルエットにまとめているのも好感が持てる。極論で言えばアッパーに入るジャンプマンマーク以外は現在の復刻AJ1の主力ラインである”OG”が再現するディティールと同様なのだ。2013年は初の”OG”がリリースされた年であり、双方のディティールが似通っていても不思議はない。これは筆者の想像だが、”OG”の展開を開始する説目として、ジャンプマンマーク入りのハイカット版AJ1の集大成とも言えるクオリティのAJ1をデザイン。それをシリーズの原点であり最も人気が高い”CHICAGO”モデルに仕上げる事で”OG”へバトンを繋ぐマイルストーンにi位置づけたのではないだろうか。実際には2013年以降も”RETRO HI”と表記されるハイカットモデルは継続して生産されているのだが、そんな想像をしたくなる程に2013年版”CHICAGO”の出来は素晴らしいのである。最新の復刻AJ1”RETRO HIGH 85”の存在もあり、2013年版”CHICAGO”よりもファンに高く評価されるジャンプマンマーク入りAJ1が新たに発売される可能性は極めて低い。