sneakerfreak9999’s diary

JordanのJordanによるJordanの為のブログです。

Air Jordan 1 "BLACK/WHITE"(1985)

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メリハリの利いたコントラストが1985年生まれのオリジナルディティールを引き立てる。

BLACKとWHITEのカラーブロックに塗り分けられたAJ1は、1985年に一般発売されたオリジナルカラーの中では”SHADOW”と並ぶクールなカラーウェイ。但しヴィンテージスニーカー市場に流通している個体数は圧倒的に少なく、レア中のレアと評して過言ではない1足だ。サイドパネルやトゥキャップ、シュータンをホワイトに染め、シューズの前後に装着される補強パーツにブラックを落とし込むカラーブラックは80年代のNIKE製バッシュで度々見られるものの、この配色であればAJ1よりもTEAM CONVENTIONを思い出すヴィンテージスニーカーファンが多いだろう。オリジナルカラーでありながら現在までに復刻された回数も少なく、知名度的には”CHICAGO”や”BRED”には及ばない。ただ、その希少性が醸し出す存在感は特別なモノ。今からオリジナルを入手するのは非常に困難と言わざるを得ないが、他の人とは違う特別なAJ1を欲するならば狙ってみる価値は大いにあるだろう。AJ1”BLACK/WHITEはMJ自身が着用した記録が残っていないバリエーションカラーであるものの、そのメリハリの利いた配色はオリジナルAJ1ならではのディティールを楽しむのに最適な1足といえる。一般的に”OG”と表記される復刻モデルの出来栄えは素晴らしいが、それでも全体のデザインや細部までにフォーカスすると様々な違いが確認出来る。AJ1のアイコンである”ウイングマーク”だけを見ても使用されるフォント(書体)は復刻モデルよりもエッジの立ったタイプで、特に”J”の文字に違いが確認出来る。更にウイングマークの横にTM(トレードマーク)の表示がないのもオリジナルAJ1の特徴だ。オリジナルマークの”ウィングマーク”は2020年に登場した新コレクション”RETRO 85”で再現され、熱心なファンを喜ばせた。リセールマーケットでも人気の高い”RETRO 85”の素晴らしさを理解するには、1985年生まれのオリジナルを知ることが必要なのだ。