sneakerfreak9999’s diary

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Air Jordan 1 "TIE DYE"

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タイダイ柄特有の円状になったムラ染めが再現されたレディース専用デザインのAJ1。

2020年6月に発売されたレディース専用デザインのAJ1”TIE DYE"は、本来のターゲットである女性だけでなく、男性のスニーカーヘッズからも注目を集めたカラーウェイだ。その最大の特徴はニックネームの由来にもなっているタイダイ柄である。タイダイとは”TIE=縛る”と”DYE=染める”を意味する言葉で、日本語では縛り染とも表記される。主にTシャツ等でお馴染みの染色手法であり、布を強く縛ってから染料に漬ける事で作られる。意図的な染めムラが特徴だ。布を縛って染めるため、一般的なタイダイ柄は円状の濃淡が特徴となっているがこのAJ1”TIE DYE"のサンプル画像がリークした段階ではタイダイとは言いがたい仕上がりでファンを落胆させている。ただ、実際に発売されたバージョンでは濃淡の異なるブルーで円状の濃淡が再現されていた。更にタイダイ柄の塗装面では細かい凸凹施し、布地のような手触りを演出しているのも技ありの演出である。ここで紹介する”TIE DYE"だけでなく、デザイン性に優れるAJ1がレディース専用モデルから続々と発売される背景には、女性層を取り込もうとするNIKEのマーケット戦略が存在しているのは言うまでもない。既に多くのAJ1ファンが存在する男性層にも加え、女性層にもAJ1ファンが増えれば売上も拡大すると言う目論見だろう。Instagram等で自身のコーディネイトが手軽に発信出来る現代では、影響力の強い女性ファッションニスタが魅力的なAJ1を履き、そのフォロワーに憧れを抱かせる事が、女性のAJ1ファンを増やす近道となる。そのため”映える”レディース専用モデルのAJ1が世に送り出されるのだ。ただ、AJ1ni魅力があれば男性のAJ1コレクターも反応するのは当然のこと。元々スニーカーコレクターは男性層が圧倒的に多く、レディース専用モデルであっても男性も着用可能なビッグサイズから売れていく皮肉な状況が続いているのだ。